働き方

日本人の働き方は効率が悪い?海外から学ぶ幸せな働き方

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よく「日本人は働きすぎ」と言われ、その結果に「カロウシ(過労死)」というものもあります。じつはこの「過労死」、海外では通じない、というかそもそも「働きすぎて死ぬ」という概念がないんです!そんな海外の働き方は日本とどう違うんでしょう。日本人も参考にできる幸せな働き方のヒントがたくさんあったので、ご紹介していきます。

 

現在の日本の働き方

海外には「過労死」という概念がないと言いましたが、この単語は”karoshi“として今や海外でもよく知られていて、海外から見ても日本人は働きすぎだというイメージを持たれています。

この長年の「日本人働きすぎ問題」を解決しようと、安倍晋三首相は2016年9月、内閣官房に「働き方改革実現推進室」を設置し、働き方改革の取り組みを行いました。

しかし、長時間労働や忙しいことがよしとされる風潮が長く続いてきた日本で、働き方を急に変えるのは至難の技。。残業を制限されたサラリーマンが結局家に仕事を持ち帰ったり、急に仕事時間が減り不安になったりという事例もあるようです。

日本独特の「上司より先に退社しづらい」「飲み会に付き合わされる」などの文化も急になくなることはなさそう。この文化が好きな人はいいけど、嫌な人はストレスになってしまいますよね。私は嫌いな側なので、改善されることを願っているんですが、なかなか難しそう。。

そして、日本はいつもクリーンで、電車が時間ぴったりに来るのが当たり前。店員さんの声かけや対応もとても丁寧で、日本製のものは壊れにくいなど、これらは海外から見ると珍しいこと。

あれ?もしかすると、そんな完璧な日本を維持するためには「過度な労働」が必要なのでは?と思ったんですが、実はそうでもないようです!

 

日本は労働生産性が低い?!

 

国内総生産を示すものにGDPがあります。

GDPは簡単にいうと、「国が1年間にどれだけ儲けたか?」と考えてもらって差し支えありません。具体的には

民需+政府支出+貿易収支

という式で表すことができます。

引用元:brave answer

 

そのGDPの世界ランキング(主要先進国の中)は、

世界のGDPランキング

1位 アメリカ
2位 中国
3位 日本

と日本が3位となっており、さすが!といった成績。

日本は世界的に見ても、経済的に大きな力を持っていることがわかります。

 

しかし!社員一人が「いかに効率よく成果を上げたか」といった労働生産性については、日本は主要先進7か国の中最下位!なのです。

世界の労働生産性ランキング

1位 アメリカ
2位 フランス
3位 ドイツ
4位 カナダ
5位 イタリア
6位 イギリス
7位 日本

このことから、日本が豊かな国なのは確かだけど、働き方は非効率なのでは?と捉えることもできます。

 

1位のアメリカや6位イギリスは日本と同じように長時間労働も多いと言われていますが、イギリスは他のヨーロッパ諸国ほどではないにしろ、バカンス(長期休暇)を取る文化があります。そしてアメリカ人は家族を大切にし、働き方が自由で賢く働いているイメージ。

2位フランス、5位イタリアは生粋のバカンス文化の国。

フランスでは法律で連続5週間まで休暇取得が可能となっており、バカンスを楽しむために仕事をしているとも言えます。イタリアも有給休暇消化率は100%!夏休みは1カ月と言われています。

このように、しっかり休んでいるのに労働生産性は日本より上。なんだか休みもなく真面目に働いているのがバカバカしくなってしまいますね。。。

この違いはどこから生まれてくるのでしょうか?

 

海外と日本の仕事に対する価値観

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それは、そもそも日本と海外の国々での仕事に対する価値観が違うからではないでしょうか。

例として、もっとも違いを感じるフランスとの違いを比べてみます。

 

フランスと日本の仕事に対する価値観

 

仕事とは?

日本「仕事があっての人生」「生きるためのもの」

フランス「人生を楽しむ(余暇の)ためのもの」

残業

日本 「残業するのがえらい」「仕事ができる人の残業は当たり前」

フランス「残業する人=仕事ができない」

このように、日本人は仕事に対する重要度が大きくプライベートは二の次フランス人は余暇を楽しむために仕事をしているという違いがあります。

日本では残業や忙ほうが良いという風潮がありますが、「上司より先に退社しづらい」などの状況は、フランス人にとっては信じられないことだそうです。

そして、フランスの休暇所得期間は長く、ほとんどのワーカーが4~5週間の休みを取ります。事業所が1ヶ月閉店するなんてこともあるそうで、日本では考えられないですよね!

そんなに休んでいるフランスの労働生産性は2位。フランス人から見ると、日本人の働き方は時に効率が悪く見えるようです。

例えば「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」や、書類の整理をやたら丁寧にする、上の指示が出るのに時間がかかるなど、フランス人からすると、時間をかけなくて良いものに時間を取られているという見方になります。

 

海外から学ぶ幸せな働き方

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日本全体の働き方を急に変えるのは難しいですが、1人1人の心がけ次第で人生を豊かに、より幸せにすることができます。「海外にはこんな価値観もあるんだ!」ということを知って、少しリラックスしてみてはいかがでしょうか。

フランス

・思い切ってバカンスをとり、その間は何もしない

フランス人から見ると、日本人の休み方は休んでいると言えないようです。短い旅にツアーを組み込んでひっきりなしに動く。これはこれで楽しいですが、疲れてしまいます。時には思い切って「何もしない」という選択をするのも良いかもしれません。

スウェーデン

・仕事時間はなるべく短縮し、家族と夕食をゆっくり食べる

スウェーデンでは1日6時間労働を導入する会社が少しずつ増えています。労働時間が週48時間以上になると生産性が下がると指摘した論文もあり、時間を短縮して集中した方が生産性が上がるとされているから。6時間は難しいかもしれませんが、残業をしないよう努力し、家族の時間や自分の趣味にあててみてはどうでしょうか。

オランダ

・家族や子供、自分の生活を優先する

オランダは、「世界で最も労働時間が短い国」であると同時に、「子供の幸福度世界一」にも輝いています。そして、週休3日制がかなり定着してきているよう。そんな快適な労働環境はオランダ独自の様々な法制度のおかげですが、国全体に言えるのは「仕事も大事だけど、一番は家族と子供と自分の生活」という価値観。人生100年時代と言いますが、人はいつ死ぬかわかりません。後悔のないよう、自分にとって大切な人を優先してみてはいかがでしょうか。

ベトナム

・本業だけでなく複数の仕事を持つ

ベトナム人の副業事情についてに関するベトナムマーケットレポート |  Q&Meによると、ベトナムでは約65%もの人が副業(ダブルワーク)を行っています。ベトナムには終身雇用という文化がなく、効率よくお金を稼ぐためにも副業が多いようです。日本も今は終身雇用の時代ではなくなってきています。自分の趣味や好きな分野を極め、複数の仕事を持つことで心も豊かになるかもしれません。(副業が禁止されている会社もあるので、要確認です)

 

このように、海外の「仕事」に対する価値観や働き方は様々。

幸せに働くためにも、いいと思ったことを生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。